ゴムが破れたときの対処法は2つ|妊娠の確率もあわせて解説

「ゴムが破れてしまったけど、どうしたらいい?」
「妊娠してしまうのかな」
と不安に思っている方もいるでしょう。

この記事では、ゴムが破れたときの対処方法と妊娠の確率について解説します。

目次

ゴムが破れたときの妊娠の確率

ゴムが破れたときに妊娠する確率は分かってはいません。一方で、ゴムを正しく使用した場合でも、避妊の失敗率は15%ほどと言われています。そのため、ゴムが破れてしまった場合に、妊娠する確率は15%を上回るもしくは、避妊なしで性交をおこなったときと同等になる可能性が高いです。

避妊せずにまたは適切かつ十分な避妊がなされなかった性交での妊娠のリスクは、排卵日付近(月経開始から10~17 日目)では20~30%に上昇するともいわれています。このリスクは月経周期の時期によって異なります。しかし、月経周期は毎月一定ではないこと、排卵日を予測することは難しいことを考慮すると、どのタイミングでの性交でも一定の妊娠リスクがあることを考慮しなければなりません。

ゴムが破れたときの2つの対処方法|すみやかに緊急避妊をしよう

ゴムが破れたときはすみやかに以下のいずれかの緊急避妊法をおこないましょう。

  • 緊急避妊薬(アフターピル)を服用する
  • 子宮内避妊具(銅付加IUD)を使用する

それぞれ詳しく解説します。

緊急避妊薬(アフターピル)を服用する

まず1つ目の方法が緊急避妊薬(アフターピル)を服用する方法です。

アフターピルには72時間薬と120時間薬の2種類があります。アフターピルは服用のタイミングが早ければ早いほど避妊の成功率があがります。

ゴムが破れたタイミングが射精前であっても、アフターピルの服用をおすすめします。射精前の体液にも精子が含まれている可能性があり、妊娠の可能性は否定できないためです。

アフターピルを購入するためには、医療機関(産婦人科やオンライン診療など)で受診し処方箋を発行してもらう必要があります。

受診の際には、最終月経、性交の日時などを確認されます。これらは、アフターピルを処方するために大切な情報となりますので、落ち着いて答えられるようにしましょう。医師の診察を受け、アフターピルの適応があれば処方されます。

アフターピルの処方についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

子宮内避妊具(銅付加IUD)を使用する

もう一つの方法が、子宮内避妊具(銅付加IUD)を使用する方法です。銅付加IUDは子宮内避妊具のことで、T字型の小さな器具です。この器具を子宮内に挿入することで、受精卵の着床を防いだり、精子の運動機能をなくしたりして妊娠を阻止します。避妊をしなかったもしくは失敗した性交後、5日以内に銅付加IUDを挿入すると、ほぼ100%の避妊効果があると言われています。

一度挿入すると5年間は交換せずに使用できますが、アフターピルよりも費用が高く約3万〜4万円かかるといった点に注意が必要です。

ゴムが破れる原因は?

ゴムが破れる原因は以下の4つが考えられます。

  • 装着時に傷をつけた
  • 袋から取り出すときに破れた
  • ゴムの使用期限が切れていた
  • 裏表を間違えた
  • 精液だめの空気を抜いていなかった

今後同じことを繰り返さないためにも、きちんと確認しておきましょう。

装着時に傷をつけた

一つ目は、装着時に傷をつけてしまうケースです。

自分でも気がつかないうちに、爪で引っかけてしまい、傷ができてしまうと、性交時に破れてしまうことがあります。

袋から取り出すときに破れた

袋から取り出すときに無理に引っ張ったり袋のふちに引っかかったりして破れてしまうことも原因として考えられます。また、袋を破るときにゴムの一部を一緒に破いてしまっている可能性もあるでしょう。

ゴムの使用期限が切れていた

使用期限が過ぎたゴムは劣化しており、破れの原因になります。

ゴムはビニル製品のため、いくら丁寧に保管していたとしても年々劣化していきます。

使用期限は箱や外装に記載されていることがほとんどですが、分からない場合は使用を避けましょう。

裏表を間違えた

裏表を間違えて装着した場合もゴムが破れる原因になり得ます。ゴムには裏表があり、間違えて装着すると、無理に引っ張られてしまいます。結果、ゴムが破れてしまうことがあるのです。

精液だめの空気を抜いていなかった

ゴムによっては、先端に精液だめという細く小さなスペースがあるものがあります。精液だめの空気を抜かずにゴムを装着すると、射精時に破裂してしまうことがあるので注意が必要です。

ゴムが破れないようにする方法

ここからは、ゴムが破れないようにする方法を5つご紹介します。

  • 正しい方法で装着する
  • 傷をつけないように装着する
  • 保管方法に注意する
  • 正しいサイズを装着する
  • 使用期限を守る

それぞれ詳しく解説します。

正しい方法で装着する

正しいゴムの装着手順は以下の通りです。

  1. ゴムを開封する側とは反対の端に寄せてから開ける
  2. 精液だめを指でつまみ空気を抜く(精液だめがないゴムもあり)
  3. 勃起したペニスの皮を根元までたぐり寄せる
  4. ゴムをペニスの先端に当てて、毛を巻き込まないように根元までゆっくりと巻きおろす
  5. 根元にあるゴムを包皮ごと先端方向に動かす
  6. 皮はそのままでゴムを根元まで巻きおろす
  7. 使用後は中の精液が漏れないようにゴムを外す

根元までしっかりと装着されていないと、途中で外れてしまう可能性があるので注意が必要です。

ゴムを装着する際は、必ず裏表を確認してください。また、精液だめがあるゴムの場合には、指でしっかりとつまみ、空気を抜くようにしましょう。

コンドームの使用方法を遵守し正しく使用した場合の避妊失敗率は1年間に約2%と言われています。一方でコンドームの一般的な使用での避妊失敗率は約18%。

正しい装着方法を身につけることは避妊の失敗リスクを下げることに繋りますので、しっかりと覚えておきましょう。

傷をつけないように装着する

袋から出すときにゴムを破ってしまうことがあるため、必ずゴムを端に寄せて開封しましょう。また、爪を立てずに装着することも重要です。

油性のオイルやハンドクリームなどが手についた状態でゴムを触ると、傷み・破れの原因になりますので、注意してください。

保管方法に注意する

保管方法に気をつけることでゴムの劣化を防ぐことが可能です。たとえば、ゴムのそばに防虫剤があると変質する可能性があります。そのため、防虫剤が入っているタンスの中やクローゼットなどは避けて保管しましょう。

直射日光もゴムの劣化の原因になりますので、冷暗所で保管してください。

ほかにも、ゴムを財布に入れたままにしていると痛んでしまうため、できればハードケースなど、ゴムが圧迫されないようなものに入れて保管し、持ち運ぶとよいでしょう。

正しいサイズを装着する

ゴムにはさまざまなサイズや形があります。自分の形やサイズにあっていないものは、引っ張って破れてしまったり、自然に抜けてしまったりする可能性があります。

自分に合ったサイズや形をあらかじめ把握しておくことがおすすめです。

また、安全のために2枚重ねて使用するという人もいるかもしれませんが、避妊率が高まるといった科学的な根拠はありません。重ねての使用は、ゴムがずれて正しく着用できない原因になるためやめましょう。

使用期限を守る

ゴムには使用期限があります。期限を過ぎたものは劣化し、破損の可能性があります。必ず使用期限を守って使うようにしてください。

ゴム以外の避妊方法

ゴムの使用は、避妊だけでなく性感染症の予防にもなります。日本ではゴムでの避妊が一般的ですが、ほかにもさまざまな方法があります。

経口避妊薬(低用量ピル) ・婦人科などで処方される

・ピルには複数種類がある

・毎日内服することで避妊ができる

・副作用はかなり少ない

・PMSや子宮内膜症などの治療にも使われる

子宮内避妊具(銅付加IUD) ・一度挿入したら5年有効

・緊急避妊としても用いられる

薬剤付加IUD ・一度挿入したら5年有効

・経血量が少なくなる

男性避妊手術

(精管結紮術)

・泌尿器科で手術する必要がある

・一度手術すると元に戻せない

女性避妊手術

(卵管結紮術)

・婦人科で手術する必要がある

・一度手術すると元に戻せない

ほかにもオギノ式や膣外射精などが避妊方法として知られていますが、どちらも科学的根拠はなく、確実な避妊方法ではありません。

確実な避妊のためには、ほかの避妊方法を選択しましょう。

ゴムが破れたことに気がついたらすみやかに緊急避妊を

ゴムが破れてしまったら、どうしたらよいのかなと焦ることがあるでしょう。性交の途中でゴムが破れた、抜けたなど確実に避妊ができていないのであれば、緊急避妊をおすすめします。緊急避妊は、早ければ早いほど避妊の確率が高まるため、できるだけ早く産婦人科を受診してください。

あしたのクリニックでは、オンライン診療によりアフターピルの処方をしています。また、来院予約は一切不要で24時間受付が可能です。LINEで受診が完結でき、最短即日発送ができ、プライバシーに配慮した配送がされるため、家族にバレたくないという方も安心です。

診察代も不要なので、できるだけ費用を抑えたいと考えている方はぜひ利用を検討してみてはいかがでしょうか。

参考文献・サイト
日本における予定外妊娠の医療経済的評価
独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センターHIV/AIDS先端医療開発センター HEALTHY ×SEXY
https://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/09/dl/s0904-6f_0032.pdf
・​​​​https://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/09/dl/s0904-6f_0028.pdf
知っていますか?男性のからだのこと、女性のからだのこと〜健康で充実した人生のための基礎知識〜
緊急避妊法の適正使用に関する指針(平成 28 年度改訂版)|日本産科婦人科学会 編

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